幸せを呼ぶプレシャス・ラブ・ストーリー The Hliday(ホリデイ)

アイリス(ケイト・ウィンスレット)のストーリー

アイリス(ケイト・ウィンスレット)はロンドンの新聞社に勤める若手記者。ある日、3年間愛し続けてきた同僚のジャスパー(ルーファス・シーウェル)が、自分の目の前で他の女性と婚約発表をする。

彼との恋は終わっていたはずが、彼のことがどうしても忘れらない…。そんな哀れな自分の姿を思うと涙が止まらなかった。

人生最悪のクリスマスを過ごしたアイリスは“ホーム・エクスチェンジ”(見ず知らずの人が、休暇の間だけ互いの家に住むこと)のサイトを介して、同じく恋に破れたハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と知り合う。

新しい環境に身を置いて、心機一転が必要だと考えた二人は2週間だけ互いの住まいを交換することを約束し、アイリスはロサンゼルスにあるアマンダの大豪邸へ、そしてアマンダはロンドン郊外の田園地帯に佇むアイリスのコテージへ向けて飛び立つのだった…。

キャリアの成功を象徴するようなプール付きの豪邸で休暇を満喫しているアイリスの元を、アマンダの同僚であるマイルズ(ジャック・ブラック)が、恋人のマギー(シャニン・ソサモン)と共に尋ねてくる。少しエキセントリックだが、人の良さそうなマイルズ。それがアイリスにとって大切な出逢いになろうとは…。

ようやく傷心状態から立ち直れそうな気がしてきたアイリスだったが、ある日ジャスパーからかかってきた一本の電話で再び過去に引き戻されそうになる。プライベートでアイリスを傷つけておきながら、仕事のことになると何かと彼女を頼ってくる。

ジャスパーに都合よく利用されていることをわかっていながらも、彼への思いを断ち切れない自分を悔しく思っていたアイリスだったが、ある日、映画脚本家であった老人、アーサー(イーライ・ウォラック)に出会う。スクリーン上で数々の名セリフを生み出してきたアーサーは「映画の中には主演女優とその親友がいる。君は主演女優のはずなのに、なぜか“親友役”をやっている」 ─と映画に例えてアイリスを励ますのだった。

アーサーやマイルズとの交流を通して、短期間で多くの友人と知り合い、彼女の中で何かが変わろうとしていた。特にマイルズと過ごす時間はかけがえのないものだったが、彼にはマギーという恋人がいる。

ところがマギーは、マイルズという存在がいながらも、彼に隠れて他の男ともデートを繰り返していたのだった。「叶わないと知りながら恋に落ちてしまう」 ─ 似た者同士のアイリスとマイルズはお互いの心を慰め合いながら、急接近する。しかしアイリスにはは「愛してる」のたった一言がどうしても言い出せない。

マイルズがマギーへの思いを断ち切れないように、アイリスも未だにジャスパーに対して未練がある。そんな彼女の元をジャスパーが、ロンドンからはるばる会いにやってきた。過去にアイリスを傷つけた自分を許してほしいと語る彼にアイリスの心は大きく揺れ動くのだった…。